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訴訟に発展 奈良県大和郡山市の金魚電話ボックスの復活は?

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インスタ映えするということで、若者の人気を集め観光名所となっていた奈良県大和郡山市の金魚電話ボックスでしたが、2018年4月に起こった著作権の問題によって現在は撤去されています。

現在電話ボックスがあったところには、どでかい水槽が設置されているのみです。

その著作権の侵害による損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が、2018年11月8日に開催されたとのことです。

金魚電話ボックスが復活するのか、はたまたただの水槽のままになってしまうのか、裁判の行方に注目が集まっています。

金魚電話ボックスとは?

金魚電話ボックスは2014年、地元の名産品である金魚を使った町おこしのために、大和郡山市の柳町商店街に設置されました。

作ったのは京都造形芸術大学の学生グループで、2011年に制作されたとのことです。

柳町商店街は大和郡山市の中心地にあって、昔は城下町だったところなんですよね。

同じ筋に和菓子で有名な「本家菊屋」さんがあり、近鉄、JRいずれの郡山駅からも徒歩10分圏内になっています。

一昔前は賑わってたんですが、ジャスコや西友といったショッピングセンターの登場や、近年では郊外に大型ショッピングセンターが進出が進出してきたことによって商店街の活気は失われていて、人もまばらな状態となっていましたTT。

そこで登場したのが金魚電話ボックスで、その珍しさから「インスタ映えする!」と若者が興味を示してくれて、観光名所として注目されるようになったのです。

実はこの商店街、金魚を使ったオブジェは電話ボックス金魚だけではなく、駅の自動改札機に模した自動改札金魚や、飲み物の自動販売機に模した自動販売金魚などの作品が並んでいるのです!
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撤去になってしまった経緯

そんな金魚電話ボックスでしたが、2018年4月、著作権侵害の訴えが出されてしまいます。

福島県いわき市在住の現代美術家、山本伸樹氏が、自分の作品に似ているとして著作権侵害を訴え、商店街側に著作権料を求めない代わりに、山本氏側の費用負担で自身の作品を設置することを提案したのです。

これに対して商店街側は著作権侵害を否定したものの、今後のトラブルを回避するため金魚電話ボックスを撤去する判断をしたのでした。

存続を求める地元の方々によって署名活動を行われ、917人分の署名が集まりました。(ちょっと少なすぎないですか?^^;)

著作権侵害に当たるの?

たしかに山本氏が主張しているように、両方の作品とも電話ボックスを水槽に模して金魚を泳がせているという点では同じです。

違うところとしては、電話ボックスの屋根の色や設置されている公衆電話の違い、そして満たしている水の量が違いますね。

大和郡山に設置されていた金魚電話ボックスは満杯に水が入っていますが、山本氏の作遺品では電話ボックスの5分の4ぐらいまで水しか入っていません。

これらの違いが著作権侵害にどう影響するのか、それは裁判によって明らかにされることになります。

まとめ

せっかく奈良県大和郡山市の観光名所となっていた金魚電話ボックス(電話ボックス金魚)。

なくなって本当に残念と言う声が聞かれます。

ぜひ復活してほしいなぁと思うとともに、この問題によってはじめて知った人も実は多かったかもしれません。

裁判が決着して、再びオブジェの設置がなされた暁には、以前よりもたくさんの観光客が訪れることが期待されます。

雨降って地固まる、となることを願っております。


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